3秒のゆっくりしたスピードで筋力トレーニングを繰り返すので、高い負荷のトレーニングと同様の効果が得られることができる。
自体重を用いて実施するので、動作やフォームが分かりやすい。
呼吸法を実践しながら、ゆったりとした動作を低い負荷で行うので、関節・筋肉へのケガの危険性と血圧の上昇が少ないのでより安全です。
呼吸法は、スロートレーニングの効果を最大限に発揮する効果があります。
1. 負荷を一定に保つ
トレーニング動作と呼吸法を一緒に行うので、スピードを一定に保つことができるからです。
2. 酸素の摂取量を制限
呼吸を3秒ごとしかしないので、酸素の摂取と二酸化炭素の排出を制限します。
その結果、血中の酸素不足をまねき、成長ホルモンの分泌をより促すのです。
3. 血圧の上昇が少ない
息を吐くことから始まるので、心肺機能への負担が最小限です。
一般的に筋力がアップするのは、トレーニングによって筋肉に負荷をかけ、筋肉内に乳酸が発生すると、脳内の脳下垂体から成長ホルモンが分泌され、筋肉量が増え筋力が向上すると言われています。
筋肉は収縮と弛緩を繰り返し、筋ポンプ作用であるミルキングアクションにより良い血液循環を保っています。
これは、ゆっくり行うことにより、筋肉内の静脈は、筋収縮による圧迫で押しつぶされ、筋ポンプ作用が機能せず自体重を用い、3秒のゆっくりとしたスピードで筋力トレーニングを行うことに、重量物など用いる、高い負荷で行ったと同様の効果が得られるのです。
その理由は、トレーニングをゆっくり行うことで、筋肉内の静脈は筋収縮による圧迫で押しつぶされ、筋ポンプ作用が機能しなくなります。
筋ポンプ作用が低下すると筋肉内に、乳酸などの代謝物が滞留し、成長ホルモンの分泌を促すことで筋力アップが図れるのです。そのため高齢者の方でも効果的・簡単・安全に実施できるのです。